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2008年 マカオグランプリレポート

国本京佑が、モルタラとのマッチレースに勝って、日本人2人目という快挙を成し遂げた、若きマカオウィナーが誕生しました!

こんにちは、香港ナビです。香港・マカオでは毎年大きな催し物が行われますが、毎年秋に開催されるマカオGPは華南地区最大のイベントの1つです。第55回目のマカオGP(11月13日~16日)は国本京佑が2001年の佐藤琢磨が優勝して以来のウィナーとなりました。
近年のマカオGPは、佐藤琢磨が優勝してからは日本人レーサーの誰かが、ほぼ毎年ポディウムに上るなど、好成績を収めてきました。マカオのサーキットは“ギア・サーキット”という名前で、一般公道を閉鎖して作られた市街地コースです。香港ナビの読者ならおなじみのサンズカジノ、マンダリンオリエンタルホテル前の道路などを使った全長6.2キロメートルのコースです。この長さをF3(F1はF3の2つ上のクラス)のマシンならわずか2分10秒ちょっと、平均時速約166キロで走ります。もしあなたの車を平均166キロで走らせるとしたら、アクセルをずっと踏みっぱなしで走り続けなければなりませんが、カーブではそんなことは無理なので実現は不可能です。つまり、F3のマシンがいかにすぐれた運動性能を持っているかわかると思います。
マカオGPは日本やヨーロッパで行われているF3のトップクラスのパイロットが一堂に会してその年のF3レーサーナンバーワンを決めるものです。日本人レーサーは全日本F3で2位となった国本京佑、昨年のマカオGPで3位になった大嶋和也のほか、嵯峨宏紀、松下昌輝と、昨年の日本人レーサーと同じ数の4人です。外国人はイギリスF3チャンプでスペイン人のハイメ・アルグエルスアリ、国本を退けて全日本F3を制したオランダのカルロ・ヴァン・ダム、ユーロF3で総合2位だったイタリア人、エドアルド・モルタラなどで、日本人と合わせて31人が出場しました。
レース前に打ち合わせするモルタラ

レース前に打ち合わせするモルタラ

ヘルメットをかぶる大嶋

ヘルメットをかぶる大嶋

モルタラが絶好調。ほとんどのセッションでトップに

初日の木曜日の午前の練習走行では、モルタラが2位に0.748秒という大差をつけてトップに立ちます。また彼は、午後の1回目の予選でも2位になったヴァン・ダムに0.356秒をつけて1位になります。この時点では国本が12位、大嶋が19位、松下が26位、嵯峨はクラッシュした影響で基準タイムに届きませんでした。

金曜日の練習走行もモルタラが三度トップに立って今回の大本命と目されていきます。しかし、午後の予選2回目では、ヴァン・ダムがトップに立ちます。金曜と土曜のうちベストタイムを予選結果として採用するシステムなので、ポールポジションにはヴァン・ダム。2位に調子を上げてきた国本、3位はモルタラというトップ3です。大嶋は16番手、嵯峨は25番、松下は30位から土曜日の予選レースに臨みます。
土曜日は、日曜日のスタート順を決めるためのレースが行われます。これはマカオGP独特のルールです。スタートは2番手の国本が好スタートを決めてパッシングポイントのリスボア・ベンドをトップで走り抜けていきます。2番手がモルタラ、3位にヴァン・ダムです。国本は、直線でスピードが伸びるモルタラに7周目に抜かれて2位に落ちますが、冷静に走ってチェッカーを受けます。日曜日のスタート順は、ポールはモルタラ、2位が国本、3位がロベルト・ストレイト(ブラジル)となりました。ヴァン・ダムはレース中にクラッシュして29位からのスタートで優勝が絶望的になりました。日本人は13位に嵯峨、17位が松下、ギアのトラブルでリタイアした大嶋は23番からのスタートとなります。
国本は「1位になれなくても気にしていません。明日は良いスタートをすることに集中したいです」と強気な発言をしました。モルタラは「あくまで予選レースで勝っただけで、あまり喜びは感じません。マカオでは何が起こるかわかりませんから」とあくまで慎重です。
予選レースでリタイアしてしまった大嶋。メカニックがマシンをピットに戻します

予選レースでリタイアしてしまった大嶋。メカニックがマシンをピットに戻します

メインストレートを走る松下(前)とスペインのロベルト・メルヒ

メインストレートを走る松下(前)とスペインのロベルト・メルヒ

マシン中央に見える楕円形と長方形の黒い穴は、排熱をする役目を果たしています

マシン中央に見える楕円形と長方形の黒い穴は、排熱をする役目を果たしています

国本、モルタラとのマッチレースに勝つ

メルコヘアピン後の下り坂を走るマシン

メルコヘアピン後の下り坂を走るマシン

今年のマカオGPの4日間はすべて晴れで、決勝の日曜日も汗ばむほどの気温でした。スタートは国本が好スタートを切ったものの、モルタラがストレートで伸びを見せて国本を抜き返し1位になりますが、後続のマシンがリスボア・ベンドでクラッシュし、マシンの除去作業をするため、1周目からセーフティーカー(SC)が入ります。3週目に入るときにSCが抜けて再スタート。2番手にいた国本が絶妙のスタートを見せてトップに立ちます。しかし、モルタラや3位のアルグエルスアリ、4位のダニエル・カンポス・フル(スペイン)がリスボアまでの直線でトップに立とうと4台による激しいバトルが広げましたが、国本は巧みに走行ラインを変えて応戦しリスボアをトップで通過します。
4周目、モルタラがリスボアで減速に失敗して2台に抜かれて4位に落ちます。棚ぼたで2位になったアルグエルスアリは実はジャンプスタートを犯しており、ピットを一度通過しなければいけないペナルティーを受けて優勝争いから消え、2位にはカンポス・フルが浮上します。6周目、モルタラがカンポス・フルを抜き返して、再び2位に返り咲き。国本を追います。
このころ、ほぼ最後尾スタートだったヴァン・ダムは6位まで順位を上げるという驚異的な走りをしています。残念ながら彼は7周目に発生したほかの車のクラッシュに巻き込まれてリタイアとなり、まったく運がなかったマカオGPでした。このクラッシュで再びSCが入ったので、国本がそれまで築いた約2秒のリードはなくなることになります。

国本、世界で一番速いF3レーサーに

「SCの影響でタイヤが冷えて走りにくくても、レース再開後は全開で走りなさいと教えられてきた」という国本が9周目のリスタート後、タイヤが冷えて全車が走りづらいなかでモルタラにわずか1周のうちに1.796秒の差を付けます。しかし翌周はモルタラが1秒国本よりも早く0.772秒差に。次の周は国本が自己ベストを更新するラップを刻んで引き離しにかかれば、次の周でモルタラがファステストラップを出してまたまた差を詰めるというまさに一騎打ちです。
「差を詰められたりしましたけど、結構、相手との距離をコントロールできていました」という国本がチェッカーフラッグを受けて、F3レーサーの頂点に立ちました。
2位はモルタラ、3位はニュージーランドの新星ブレンダン・ハートレイでした。大嶋は16位、松下と嵯峨は無念のリタイアとなってしまいました。
前だけをみて走っていたという国本

前だけをみて走っていたという国本

チェッカー直後の国本

チェッカー直後の国本

コメントを求められる国本

コメントを求められる国本

「昨日は全開でプッシュしなかったけど、今日はプッシュしまくった」と英語でしっかりと答えた国本です。「2回目のSCでギャップがなくなるので残念でしたけど、仕方ないと割り切って再スタートに集中しました。ちょっと出来すぎなところが正直ありますけど、世界レベルで勝てたのは自信につながります」と、公式記者会見後も多くのメディアから質問攻めにあい、また関係者からの記念撮影を求められていました。
2位のモルタラは「勝てなかったのははやり残念です。でも2位ですからチームみんなには感謝したい」と話しました。3位のハートレイは「今朝のウォームアップでマシンの状態が良いのがわかったので、相手を抜くのは楽でした」と笑顔を見せてくれました。

WTCCで日本人が初ポイント

マカオGPではサポートレースもたくさんあるのですが、その中の1つにワールド・ツーリングカー選手権(WTCC)というのがあります。全12カ国・地域を転戦しますが、マカオはその最終戦です。BMW、アコード、シボレー、アルテッツァ、セアトといった車で走ります。“ハコ車”のレースなので、ちょっとした車同士のぶつかり合いは日常茶飯事。そういう意味ではかなり迫力があります。これは1開催2レース制で上位には重りを載せなければならず、必然とバトルを演出するという、見ていて面白いレースです。
1レース目、2レース目ともシボレーが制しました。総合優勝はセアトに乗るイヴァン・ミューラーでした。日本人も2レース目で織戸学(シボレー)が7位に入ってWTCCで初めて日本人がポイントを取った記念すべきレースになりました。
車の下に銀色の棒は、車内の搭載されたエアジャッキです

車の下に銀色の棒は、車内の搭載されたエアジャッキです

トランクを開けると、後部座席がないのがわかります

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テープを張って、応急処置

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表彰台のようす

表彰台のようす

ここからの写真はマカオGPのようすです

美の競演、レースクイーンたち 美の競演、レースクイーンたち

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ランボルギーニ…クルマ好きなら一度は運転してみたい車です

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ポケバイのコーナーで遊ぶ子ども

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リタイアしたドライバーの後ろ姿は、何とも言い難いです

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部品の整備をするメカニック

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クラッシュがあるカーレースにはレスキューカーは欠かせません

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レース後は後片づけで大忙し

レース後は後片づけで大忙し

いかがでしたか?香港からマカオにレースを観戦しに行った人は、国本の優勝を目の当たりにして本当にラッキーだったと思います。そんなナビもその1人ですが…。以上、君が代を聞いて日本人が外国で活躍するのは誇らしいなあと感じた香港ナビお伝えしました。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2008-11-20

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